美しい格子戸が軒を連ねる、金沢を代表する観光地の一つ「ひがし茶屋街」を中心に歩いて巡るオススメコースです。古い建物を利用したカフェや和小物店なども点在しています。
大正ロマンを感じさせる外観が美しい、日本有数の収蔵数を誇る蓄音器の殿堂です。
毎日11時・14時・16時の3回、所蔵品の中から選んだ蓄音器でSP盤をかけ、蓄音器の歴史を語る聴き比べ演奏会を行っています。
使用する機種は、エジソンが発明した蝋管式から、蓄音器の王様と言われる「クレデンザ」まで多彩で、実際に音を聞けるのが魅力です。
また、テーマ別のSP盤鑑賞会や演奏会も月に数回、開催しています。
徒歩 約1分(距離:約50m)
文豪・泉鏡花の記念館は、名作『照葉狂言』の一節にも書かれた古い家並みが残る生家跡地にあり、入り口には俳画家・小松砂丘の書による「泉鏡花先生出生之地」の碑が立っています。
土蔵や町家造りを生かした館内では、遺品や遺稿の展示をはじめ、代表作がジオラマなどで紹介され、美しく幻想的な鏡花文学を垣間見ることができます。
そばには幼いころの鏡花の遊び場だった久保市乙剣宮があり、境内から「暗がり坂」を下ると茶屋街の主計(かずえ)町に抜けられます。
徒歩 約2分(距離:約120m)
作家五木寛之氏の作品をはじめ愛用品や記念品などを収蔵する「金沢五木寛之文庫」や、全国の先駆けとなった自治体による文学賞「泉鏡花文学賞」「市民文学賞」の全受賞作品をそろえた、金沢の文芸文化の拠点施設です。
浅野川大橋近くの橋場交差点に建つレトロな元銀行の建物は、貴重な昭和初期のモダニズム建築で、金沢市指定保存建造物・国登録有形文化財となっています。
徒歩 約3分(距離:約220m)
加賀藩中級武士・寺島蔵人の屋敷で、画家でもあった蔵人の秀作などを展示しています。
池泉回遊式(ちせんかいゆうしき)の趣深い庭園を眺めながら、茶室で心静かに抹茶を味わうこともできます。
また、家屋・土蔵・土塀は、江戸時代中期の中級武家屋敷の姿を伝えるものとして、隣接する庭園とともに金沢市指定史跡となっています。
徒歩 約8分(距離:約600m)
徳田秋聲の原稿や初版本、遺品を収集、保存、展示した記念館です。
和紙人形シアターでは、物語に登場するヒロインを和紙の人形に仕立てて作品を映像で紹介し、人々のありのままの生活を見つめ続けた秋聲の文学世界を豊かに表現しています。
浅野川のほとり、ひがし茶屋街からもほど近く、周辺には『感傷的の事』『挿話』『町の踊り場』など、秋聲の作品の舞台になった場所も数多くあります。
ひがし茶屋街通り
徒歩 約8分(距離:約600m)
全国生産量の約99%を占める金沢ならではの金箔を紹介する博物館です。
金箔ができるまでの工程や製造道具の説明、美術工芸品の展示をとおして、1万分の1ミリの薄さの金箔の世界に触れることができます。
町屋の蔵をイメージした館には、金箔が使われている箇所がいくつもあります。